画像や文章を引用する際の注意点や方法

画像や文章を引用する際の注意点や方法とかいてある画像 ネットビジネス

レポートや論文などを書く際に、他の人の文章を引用する事ってありますよね。

しかし、意外と引用する時にやっていけないことが曖昧のまま引用しているという方はいないでしょうか?

そういう私も今まで調べることなく、他の人の文章を引用することがありましたので、
これを機会に引用の仕方を学んで、正しく使っていきたいと思います。

引用とは?

その前に引用とは一体何か?というのをおさらいしていきましょう。

引用を調べてみると、このように書いてありました。

引用(いんよう、英語:citation, quotation[1])とは、広義には、自己のオリジナル作品のなかで他人の著作を副次的に紹介する行為、先人の芸術作品やその要素を副次的に自己の作品に取り入れること。報道や批評、研究などの目的で、自らの著作物に他の著作物の一部を採録したり、ポストモダン建築で過去の様式を取り込んだりすることを指す。狭義には、各国の著作権法の引用の要件を満たして行われる合法な無断転載[2]のこと。

引用は権利者に無断で行われるもので、法(日本では著作権法第32条)で認められた合法な行為であり、権利者は引用を拒否することはできない[3]。権利者が拒否できるのは、著作権法の引用の要件を満たさない違法な無断転載等に限られる。

引用元:引用-Wikipedia

書いていることを簡単にまとめると、

他人の作った著作物を、自分の作品に取り入れる事と書いています。
また、引用というと文章だけかと思いがちですが、画像や動画なんかも含まれるそうです。

POINT 著作物、著作権とは?

人が独自に作った画像や文章などの表現物のことを著作物」

その著作物が他の人に無断で利用されたりしないよう、法的に守ってくれる権利のことを
「著作権」といいます。

間違った引用をしてしまうとどうなる?

先ほどのWikipediaでの文章にもある通り、引用は合法な行為ですので、
きちんとルールさえ守れば使用していいです。

しかし、ルールを破って引用してしまうと、著作権侵害(盗用、剽窃(ひょうせつ)
となり、最悪は訴えられる場合もあります。

・最大10年の懲役

・最大1000万円の罰金

と、けっこう重たい罰則がつきますね。

引用する際の決まり一覧

引用する時は以下の決まりを守る必要があります。

①主従関係が明確であること(明確性)

②引用部分が他とはっきりと区別されていること(明瞭区別性)

③引用をする必要があること(必要性)

④出典元が明記されていること(出典)

⑤改変しないこと

これら5つの決まりを守らなければ、著作権侵害とみなされ、違法となります。

それぞれの内容を詳しく見てみましょう。

主従関係が明確であること(明確性)

引用は補足的情報(従)で、主な内容は自分のオリジナル作品(主)である必要があります。

「著作物から、長い文章を引用してきて、最後に1,2行自分の意見を書くだけ」
という風に、主従関係が逆転することがないようにしましょう。

引用部分の割合としては、全体の1割程度にすることが推奨されています。

引用部分が他とはっきり区別されていること(明瞭区別性)

他人の文章や画像を自分が書いたり撮影したものと勘違いされない為に、引用部分が一目で分かるようにする必要があるという事です。

具体的な方法としては、

・引用部分を“ ”や「 」で囲む

・文字を斜体や太字、色を変えたりする

・引用部分の背景色を変える

・改行して行頭を一段下げる

・引用部分を枠で囲ったり、背景に画像を使う

などで区別するようにしましょう。
私の場合は背景色を変え、“ ”で囲うようにしています。

引用する必要性があること(必要性)

「必要性」とは、著作物を引用する必要が本当にあるのか?という事です。

ある画像を、自分の記事に載せたいという理由で引用するのは、必要性があまりないですよね。

逆に、この画像がどんなのが写っていて、著作者がどんな意図で撮ったものだと説明をするために引用するのだったら、必要性があると言えます。

出典元が明記されていること(出典)

これは、引用部分をどこから持ってきたのか、情報源(ソース)を明確にする必要があるという事です。

著作物は著作権によって守られているため、それが引用であることを明らかにするのが望ましいからです。

具体的には、
・本の文章一文から引用したなら、本の名前を明記
・Webサイトからなら、サイト名やURLを記載
すれば大丈夫です。

注意

すでに引用されたものをまた引用する(孫引き)のを避け、

原典から引用するようにしましょう。

 

改変しないこと

他人の著作物を引用する時は、そっくりそのまま引用する必要があります。

本当は長い文章を要約して引用する「間接引用」もありますが、原文の意味が間違って伝わってしまうと違法になってしまいます。

なので、そのまま書き写す「直接引用」を用いた方がいいかと思います。

まとめ

今までの内容を整理すると、

・引用とは他人の作った著作物を自分の作品に取り入れる事

・引用する際は5つの決まりを守ること

①主従関係が明確であること(明確性)

②引用部分が他とはっきりと区別されていること(明瞭区別性)

③引用をする必要があること(必要性)

④出典元が明記されていること(出典)

⑤改変しないこと

・上記ルールを破ると、著作権侵害とみなされ、最悪訴えられる場合がある

けっこう引用するには細かい決まりがあることが分かりました。

知らなかったで済まされない事ですので、引用した場合は著作権侵害していないか、
しっかりと確認するようにしていきましょう。

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