【5G】総務省が周波数帯を割り当て!各キャリアによって繋がりやすさやエリア展開に差が出る?

タイトルの背景にスマホと通信のイメージ画像 通信関連

2019年も後半に入り、私たちの生活をガラッと変える事になるであろう、5Gがもうすぐそこまできています!

9月から行われるラグビーワールドカップでは、NTTドコモが商用されたときと同じ基地局設備を使って、5Gのプレサービスを実施されますしね。

そんな5Gですが、総務省がついに5G用の周波数帯を各キャリアに割り当てました!
割り当てられたのは、NTTドコモKDDIソフトバンク、そして5Gから新たに参入する楽天モバイルの4社になります。

そしてそれと同時に商用通信サービスの開始時期も発表されました。

・NTTドコモ  2020年春

・KDDI      2020年3月

・ソフトバンク 2020年3月頃

・楽天モバイル 2020年6月頃

4社とも2020年上期までには始動させるようですね。

そこで気になるのが、
「自分が使っているキャリアが快適に使えるか」
「住んでいるエリアは使えるかどうか」
ですよね。

この疑問を解決するのには先ほど話にあった、割り当てられた周波数帯がカギになってきます!

「さっきから周波数帯って言ってるけど一体なんなの?」
「それって使えるエリアが限られるってこと?」
と、なんだか難しい用語がでてよくわからないですよね。

ということで今回の記事は、

・周波数帯とはなにか

・それぞれ速さや繋がりやすさに影響する?

・各キャリアに特徴があるの?

このような疑問を丁寧に解説していきます!

周波数帯域とは一体なにか

この周波数帯域、別名バンドと言われるのですが、一体どういったものでしょう?

スマホを使うには、通信を行うので電波をキャッチする必要があります。
この電波は周波数の範囲(周波数帯)によって分類されています。

また、周波数が異なることによって特性が変わり、

・低周波だと、情報通信量は少ないが障害物に強い

・高周波だと、情報通信量は多いが障害物に弱い

このような特徴があります。

この周波数帯域は総務省によって割り当てられており、用途によってそれぞれ分類されています。
携帯電話は現在300MHz~3GHzの中に入っています。

 

ちなみに2.4GHzと5.8GHzは世界中が使えるISMバンドと呼ばれています。

ISMバンド(アイエスエムバンド、ISM band)とは、無線周波数(RF)エネルギーを電気通信以外の工業科学医療の目的に使用するために、国際電気通信連合(ITU)によって国際的に確保されている周波数帯である

引用元:ISMバンド-Wikipedia

この周波数帯域での代表例では、
・電子レンジ
・Bluetooth
・無線LAN
・WiMAX2+
などの身近なものも使われています。

自由につかえる反面、世界中でたくさんの機器が使われることから、電波障害などもよくあります。

ちなみにISMバンドに割り当てられているWiMAX2+を使っているという方もいるかと思います。
同じ移動通信システムであるスマホではつながる場所(建物内や地下街)でも、WiMAX2+ではつながりにくい現象は、
・スマホに比べて高周波だから障害物に弱い性質によって電波が届かない。
・ISMバンドに位置するため、他の機器に影響されている。
という理由で繋がりにくいんですね!

キャリアが使用している周波数帯は総務省で割り当てられており、スマホがキャッチ可能な周波数帯とキャリアが使用している周波数帯が一致しないと、通信すらできないということです。

5Gの周波数帯域はどこに割り当てられているの?

従来のスマホ通信に使われる周波数帯域は300MHz~3GHz(4Gでは700MHz帯、2.0GHz帯が主流)でした。

では次世代である5Gはというと、3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯の3つになります!
5Gの特徴である、超高速・大容量を実現するためにも、4Gよりもかなり高周波に位置しています。

そして、この周波数帯を4社で分け合うため、総務省がさらに細かく分けました。
3.7GHz帯:5枠
4.5GHz帯:1枠
28GHz帯 :4枠

合計10枠です。

この10枠をどう割り当てていくのでしょう?

絶対審査に合格する

・5G基盤が日本全国の50%以上をカバーするなどのエリア展開
・設備の安全や信頼性があるか
・資金調達やMVNOなどのサービスは計画されているか

このような観点でみていき、審査に通る必要があります。
この絶対審査に通らなければ割り当てられることすらないという訳ですね!

比較審査にて順位をつける

・5G基盤エリア展開率
・基地局数
・資金調達やMVNOなどのサービスは充実しているか

このような観点で4社を比較し、順位をつけていきます。

そしてその順位から、各社が申請した希望周波数帯を考慮して、総務省が割り当ててていきます!

審査結果は…1位は○○!

1位がNTTドコモ、次にKDDI、楽天モバイル、ソフトバンクと続く形となりました。

NTTドコモは3.7GHzと4.5GHz、28GHzの3枠
KDDIは、3.7GHzを2枠、28GHzを1枠の3枠
楽天モバイルとソフトバンクは3.7GHz、28GHzを1枠の2枠
が割り当てられ、NTTドコモとKDDIが1枠多く、少し優勢になりました。

全国エリア展開の考え方

「5Gは都市部から展開していって、地方はどうせ後回しなんでしょ?」
そう感じるかもしれませんが、総務省の考え方と各キャリアの方針を見てみると、意外とそうではないことに気づきます。

5Gは私たちの通信環境が高速になって快適になるというだけにはとどまりません。
IoT化がさらに加速し、ヒトとモノがどんどん繋がっていき、医療では遠隔での診察や手術をうけるのも可能になっていきます!

つまり私たちの生活の在り方までかえ、都市部と地方の格差をなくすことにもなっていきます。

そこで総務省は都市部・地方を問わずエリア展開できるよう、計画することを指示しています。
比較審査にあった5G基盤展開率と、特定基地局の設置数にも関係していきます。

5G基盤展開率とは、全国を10㎞四方のメッシュに区切ったときの通信がカバーできる割合を示したものです。
それがサービス開始から5年以内に50%以上に満たすことを必須条件としています

また、高度特定基地局という電波を飛ばす基地局を「1メッシュに1つ」設置することを推奨しています。

各キャリアの展開を予想する

この割り当てられた周波数帯域に各キャリアで繋がりやすさなどにも影響するのでしょうか?

各キャリアの5G基盤展開率と、特定基地局の設置の計画をみていきましょう!

特定基地局はというと

さて、この2つのデータからどのようなエリア展開になっていくでしょう?
各キャリアごと詳しく推察していきます。

NTTドコモは全国的に幅広く展開

全国カバー率をみると97.0%、地域ごとに見てもどこも90%を前後をカバーする計画なので、総務省の考えに則って都市部・地方を満遍なく展開されていくでしょう!

KDDIも同じく全国的な展開を目指す

KDDIは全国カバー率93.2%で地域ごとにみても差はないため、都市部・地方関係なく快適につながりそうです!

ただ沖縄だけは50%と、絶対審査の条件である50%のギリギリであることが分かります。
沖縄の方が快適につながりやすくなるのは、少し先になりそうですね。

ソフトバンクは本州を中心に展開を進めていく

一方ソフトバンクは高度特定基地局をみてみると、4社の中で一番少ないようです。

NTTドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
高度特定基地局数  4331  4160  2855  7948

そのためエリア展開をみても、本州以外は50%の最低ラインを守りつつ、本州、特に3大都市圏を固めていく方針ですね。

楽天モバイルは三大都市を集中展開

楽天モバイルは他社と圧倒的に方針を変えているのが分かります!

高度特定基地局数をみてみると、関東・東海・近畿の3つが他社より圧倒的に数を増やしています。
ところがエリア展開は約50%なので、特に東京・名古屋・大阪の栄えている場所を局地的に配置していくという、都市部を集中的に展開するようですね。

このため、都市部に住んでいる方はとても安定的に5Gを使えますが、他の地域は少しつながりづらいといった、少し格差が生まれるかもしれません。

まとめ

各キャリアのエリア展開を自分なりに予想してみましたが、必ずこの通り行くというわけではありません。

今回は商用サービス開始の2020年から5年後の計画なので、2,3年経てばまた動きが変わったりすることもありえるからです。

また5Gを実現するためには、5G用の高度特定基地局数は従来よりも増やす必要があるなど、様々な課題があります!
今後の計画や動きを長期的な目線で注目していきたいですね。

参考文献:第5世代移動通信システム(5G)の導入のための 特定基地局の … – 総務省

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